天使のキス。




「愛里さ…
大胆、だね?」


やっと――…


あたしの唇を解放してくれた悠が、ドキっとするほど甘い微笑みを浮かべて笑う。


「なに…が?」


その笑みに吸い寄せられて、惑わされるような気分で開いた唇の前。


「こ・れ」


悠が指先でつまんだ四葉のクローバーをあたしの目の前でひらひらさせた。