天使のキス。

生まれて初めての告白という、極度の緊張から握り締めた手の中の中。


あたしに存在をそっと示す、優しい感覚。


あたしは、握った手をほどいて、言葉の代わりに――…


たった二つ。
“すき”という、短い言葉の代わりに――…


“どうかあたしに勇気をください”


――手の中のものを悠に差し出した。


「へぇ。
よく見つけたな。
四葉のクローバー…」


そう言って、悠があたしの手のひらから四葉のクローバーを掴み上げた瞬間――…