天使のキス。

ぎゃ―っ!!
悠がもうすぐここに来ちゃう!!



どうか、神様、助けてください!!!


どうか、あたしに、味方してください!!!!



すっかり日が落ちて暗くなった公園。


そこに――…


「愛里。
見つけた」


後ろから悠の声が響くのと


「やった―っ♪
やっと見つけた―っ♪♪♪」


あたしが叫ぶのとが同時だった。