天使のキス。

平謝りするあたしを、


『ふーん。
ま・いいや』


あっさりと許し


『今、公園入り口についたけど。
おまえ、今どこにいるの?』


無常な声をあたしに落とす。


…え?
悠…
もう着いたの――!?


は…は…早すぎる――っ!!


どうにかごまかさなきゃ。
今いる場所を偽って、もう少し時間を稼がなきゃ!!