『愛里?
おまえさ、今日は何の用事で帰りが遅いわけ?』


超不機嫌な悠の低い低い声がした。


しまった!!
悠にメールするの忘れてた!!!


だってさ?
いつも返事をくれないんだもん。


読んでくれてるとは思わなかったよ。


あたしの帰りなんかどうでもいいのかと思ってた。


だから――…


『えっと…』


言い訳なんて考えてなかったよ―っ!!!