天使のキス。

「ほら。
お祖父さんの命令で同居してるって家の子。
愛里ちゃんだっけ?
悠。
その子の影響なんじゃない?
…って、いうか、悠。
その愛里って子の事好きになったんじゃない?」


「は?
隼人、おまえの話、脈絡がねぇ」


ばっさり切ったつもりのオレの背中から


「俺、隼人に一票♪」


落ち着いた昴の声がした。


昴は大病院の息子で、家同士、代々付き合いがある。