天使のキス。

「悠さ…。
いつも、利用価値があるかないかで人間を判断するじゃん?」


「隼人…
何言って…?」


オレ、そんなことしてたか?
今まで。


隼人の言葉がショックだった。
どこか遠い国の言葉のようだった。


なぜならそれは――…


小さい頃から、父に叩き込まれてきたこと。


付き合う人間は選べと。


小さい頃から、父に叩きこまれてきたこと。


そんな人間にはなりたくないと、随分抵抗した覚えがある。