天使のキス。

「うーん…。
なんか気持ちが見えるっていうか…。
感情が出てきたっていうか…?
中3になってから変わったよね、突然」


「別に。
気のせいじゃないのか?
何も変わっちゃいないよ、僕は」


「でもさ。
やっぱり変わった。
何かあった?」


隼人の執拗な質問攻め。


それによって、さらに心がかき乱される。


「だから、何もないって」


努めて冷静にそう言って、隼人からモロに視線をはずすと、その先にあるのは――…