天使のキス。

その事実と愛里から――…


「どけよ」


オレは目をそらし、顔を洗った。


愛里を傷つけたことによるショックが、ここまで大きいとは思わなかった。


自分の気持ちを持て余しながら、迎えの車で学校に向かう。


「悠。
今日も早いじゃん♪
軽く汗流そうぜ?」


いつものようにテニスコートに行くと、隼人が声をかけてきた。