天使のキス。

ごそごそごそ…。


オレが寝息をたててから、すぐに動き出す気配。


もぞもぞとベットから出てくるその影と香り。


たぶん青ざめているだろうその顔を思い、吹きだしそうになる。


いつ脅かしてやろうか…。


そんなことを考えながら寝たふりを続けていると、黒い影があの甘ったるい香りと共に、オレに近づいてきた。


…何だ?


気配で伝わる緊張感。


…いったい、何をするつもりだ?