天使のキス。

『なんのマネですか?』


『愛里には手を出すなよ?』


『僕には、あなたのおっしゃっている意味が…』


『そんなおまえに、俺からのプレゼント。
おまえも、もちろん気づいているだろうが。
愛里のあの香水、オレからのプレゼント。
悪いけど、愛里は俺のものね?』


『好きにしてください。
僕には関係ありませんから』


『へぇ、そう。
なら、よかった。
ま、ひとつ屋根の下だしね?
念には念を入れて。
あの香りがしたら、俺の存在を思い出せよ?』


そう、言いたいことだけ言うと、アイツは帰っていった。