そのあて先には、出版社の名前と“HIROKO”様の文字。
裏を返せば、悠のおじいさんだという“水嶋源太郎”名前と住所が書いてあった。
「…間違いなく、祖父の字だ」
そう言った悠の声は震えていた。
「祖父の力をもってしても、正体をつきとめられなかったはずなのに。
でも、それも今となってはうなずける。
男性でしかも、高校生だったのだから」
驚きを消化するように、大きなため息をひとつつき、姿勢を正して悠は言った。
裏を返せば、悠のおじいさんだという“水嶋源太郎”名前と住所が書いてあった。
「…間違いなく、祖父の字だ」
そう言った悠の声は震えていた。
「祖父の力をもってしても、正体をつきとめられなかったはずなのに。
でも、それも今となってはうなずける。
男性でしかも、高校生だったのだから」
驚きを消化するように、大きなため息をひとつつき、姿勢を正して悠は言った。

