天使のキス。

「タク、同じクラス?
同じクラス?」


タクの大きな体にしがみつくあたしに


「あぁ。
同じクラスだよ」


そんな言葉を返しながら、


「愛里。
もう高校生なんだから、こんなことはやめなさい!」


タクはお父さんみたいな口調で、タクにしがみついているあたしの体を引き離しにかかる。


でも…


「やったぁ♪
同じクラス!?
嬉しい―っ!!」


あたしがタクを離すわけないじゃ―ん!!