え?何をしてらっしゃるので?
不思議な棗の行動をその場で固まってジーと観察していると
「…?何?早くこっちおいで。寝るよ。今度からはちゃんと事前に報告するから。
っていうか、明日此所に稚春の泊まりセット持ってきとけば?」
凄く眠そうな顔をして掛け布団を捲り、もう片方の手で棗の隣をボフボフと叩いてきた。
…なんか今日の棗、強引?
いつもと様子が違う棗に不思議に思いながらも、言われた通り、棗の隣に潜り込む。
すると棗の体温のせいか、布団の中が少しだけ暖かかった。
「ゔー寒っ!」
今の季節だと、人肌が恋しくなるってよく聞くけど…
本当に恋しくなる。
だって、ほら、こんなに人って暖かい…
「…おーい。何してんの。」
「え?」
頭上からの声に上を向くと棗が困ったような顔をして私を見ていた。
「何って、寒いから暖めてもらおうかと思って。」
棗の体にくっつきながら迷惑?と棗の目を見て首を傾げると棗は
はぁ。
とため息をついた。
そして、
「どうなっても知らねぇよ?」
なんとも悪戯っぽく微笑んだ。

