…普通、外の情報を任せるのには、長年一緒に居た奴じゃねぇと任せられねぇ。
ましてや、一週間で外の情報を全部任せるのには…リスクが高過ぎる。
余程信頼してねぇと出来ねぇ事だ。
だって、裏切られてしまうかもしれねぇから。
ソイツと俺等の敵の族とが繋がってたら危険な命取りになりかねねぇ。
それ程、重要な仕事なんだ。
「分かったんだよ。」
眉を顰める俺を見てフッと静かに笑った鳳陽。
何が分かったんだ?
「何がだ。」
早く言えよ。そう目で訴え掛ける。
「目だよ、目。あれは本気の目だった。アイツは絶対、俺等を裏切らねぇ。
いや……裏切れねぇ。」
鳳陽は何か、思い出しているように目を細めた。
最後の言葉は何か、確信があるような、自信の持った言い方で。
「…裏切れねぇ?」
俺はそこまで気にはしなかったが、連は違ったようだ。
鳳陽をジッと見据えて訪ねる。

