「あーそれは、そういう専門の業者にやってもらうんだよ。」
稚春から受け取ったリングをまじまじと見つめながら稚春の質問に答える。
実は、俺はじっくりとこのリングを見た事がない。
これは総長と総長の女だけが持っていられるリング。
特別なリングだ。
茂さんと、二代目、亮さんの彼女もこれに似たリングを持っていた。
…茂さんは引退する前に彼女と別れたからあのリングは茂さん自身が持ってるけど。
《SINE》の総長の女に与えられるリングは総長が変わるごとに特注でデザインを少し変えて作ってもらう。
勿論、総長がいつも付けているピアスも総長が変わるごとにデザインや色を変えて、これも特注で作ってもらっている。
そのピアスの色は茂さんが黒、亮さんが紫、隼人が赤で、それぞれ色が違う。
このピアスの色はその人自身のイメージ色で作ってもらうと決まっている。

