「で、何か分かんねぇ処、他にもある?」
「うーん。…このリングって指に付けとかなくちゃいけないの?」
「…それは付けとかねぇと駄目だな。…付けたくねぇのか?」
もしかして…と不安になり、稚春の顔をしっかり見る。
「いや、付けたくない訳じゃないんだけど…。学校行った時大変になりそうだから。」
あぁ、成る程。
確かに、大変だな。
「じゃあさ、それブレスレットに加えてもらったら?」
奏が
ブレスレットなら可愛ぃくて目立たないと思う!
と目をキラキラさせながら俺と稚春を交互に見る。
「それ、名案だな。」
隼人がニッと笑って俺を見てきた。
…はぁ。結局、俺がやるのか…。
重い腰を上げながら短く、ため息をつく。
こういう事はいつも俺だ。
「稚春、じゃぁそのリングブレスレットの一つのパーツにするから暫く預からせてくれねぇ?」
「あ、ぃぃよ!はい!でも、誰がそれをするの?」
笑顔でリングを渡してくる稚春を見ながらリングを受け取る。

