赤い狼 参






「で、何か分かんねぇ処、他にもある?」



「うーん。…このリングって指に付けとかなくちゃいけないの?」



「…それは付けとかねぇと駄目だな。…付けたくねぇのか?」



もしかして…と不安になり、稚春の顔をしっかり見る。



「いや、付けたくない訳じゃないんだけど…。学校行った時大変になりそうだから。」




あぁ、成る程。


確かに、大変だな。



「じゃあさ、それブレスレットに加えてもらったら?」



奏が


ブレスレットなら可愛ぃくて目立たないと思う!


と目をキラキラさせながら俺と稚春を交互に見る。




「それ、名案だな。」



隼人がニッと笑って俺を見てきた。




…はぁ。結局、俺がやるのか…。




重い腰を上げながら短く、ため息をつく。



こういう事はいつも俺だ。




「稚春、じゃぁそのリングブレスレットの一つのパーツにするから暫く預からせてくれねぇ?」



「あ、ぃぃよ!はい!でも、誰がそれをするの?」



笑顔でリングを渡してくる稚春を見ながらリングを受け取る。