「で、話…戻してぃぃか?」
「あ、うんっ!ごめんね。すっかり忘れてた。」
えへっ。と言って頭を自分で小突く稚春も可愛ぃ。と思ったのは俺と連、奏の三人だけだったらしい。
稚春の近くに居た隼人は、素早く稚春から離れ、銀は両目を手で覆い隠した。
まるで、俺は何も見てません。聞いてません。というように。
「で、さっき言ったように茂さんは《SINE》の初代総長。弘さんは《VENUS》の初代総長なんだ。
まぁ、仲がぃぃのはぃぃんだが…二人の意見が合わなくなると大変だ。」
「へぇ…。そうなんだー。見えないね。塚、茂さんと弘さん、仲ぃぃんだね。」
稚春は意外だったのか、少し目を開いて俺を見てくる。
「あぁ。そんなに意外か?」
「うん。だって、全然タイプ違うし。」
「そりゃぁ良かった。朋弘に似てたら俺、泣くわ。」
茂さんがハハハッと笑う。
…うん。まぁ、確かに弘さんに似てるって言われたら俺も泣けそうな気がする。
…それほど個性が強いって事なんだけどな。
個性は大事だけど、あれはかなり個性強すぎかな。
頭の中で最後に会った弘さんを思い浮かべながら苦笑する。

