「いやいや、だって
「稚春、結婚してくれ!」
とか言ってくる人がだよ?ビックリだよ。開いた口が塞がらないっていうのは正にこの事だね!」
その言葉を聞いて銀があからさまに額に手を宛て、やれやれ。と頭を振って呆れた様子を見せる。
そして、奏は
「あちゃ~~。」
と小さく呟いて、連は
「稚春は俺のだ!」
と顔を赤くして怒っていた。
問題は…隼人だ。
あぁ。想像ができる。
今、隼人がどんな表情をしてるのかが…―――
と、隼人の顔を見ると"やっぱり…"とため息をつく。
「隼人、しょうがねぇよ。弘さん、タラシなんだからよ。」
取り敢えず、気を鎮めてくれるように宥める。
此所で暴れてもらったら厄介な事になる。
つぅーか、俺の仕事をこれ以上増やさねぇでくれ。
心の中でそう呟いて返事を返してこない隼人にもう一度言い聞かせるように喋る。
「隼人、冷静になれ。」
すると、だんだんと落ち着いてきたのか隼人の周りにあった黒いオーラが無くなっきた。
…はぁ。隼人を扱うのには一苦労だ。
もう何度目かも分からない溜め息をついて本来の話に戻す意気込みを付ける。

