赤い狼 参







ワナワナと震える私をよそに、龍は




「ぇぇやろー!羨ましいやろー!」




とか馬鹿な事を言っている。




そして段々と深くなっていく、隼人の眉間の皺。




…駄目だ。



龍のKY線は消しゴムで擦っても消えない気がする。



逆にぃぃ手相まで消してしまいそうだ。



止めておこう。




KY線が消えないでぃぃ線を消してしまったら今度から龍と逢った時、龍とどう接したらぃぃのか分からなくなる。




うん。やっぱり消しゴムは駄目だ。





危険だ。





密かに心の中でそう決意して龍を視界に入れる。




…まだやってる。



ぃぃ加減、隼人がキレる寸前だっていうのを気付け。




龍を見ながら


はぁ…。


とため息をつく。




すると、何か背後に気配を感じた。




後ろをゆっくりと振り返ると…





「俺も稚春と同じ携帯にする。」





抱き締められながらそう、耳元で囁かれた。