赤い狼 参






そうだ、確かに。




仲間外れされたみたいで、一人だけ置いてきぼりされたみたいで…




「これが、悲しい?」



「それが、悲しいって言うんだよ。」




香は私に眉を下げて、悲しそうに呟く。



「そっか…。」




ゆっくりと視線を空に移す。






空が、青い。






手を伸ばし、掌を空に向ける。




「悲しいって、苦しいね。」




私がそう、呟くと二人は小さく頷いて私と同じように掌を空に向けた。






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「ふぅ…。」




三時間目の授業が終わって一息つく。




「お腹が空いたな…。」




朝ごはんを食べなかったからお腹が空くのが早い。



そんな事を思いながら空っぽのお腹を擦る。




その時、丁度後ろの会話が気になって耳を傾ける。




「はゎ~、カッコぃぃ~。」



「何でこんなにもカッコぃぃんだろうねっ。」



「本当だよ。罪だ、罪~。」




…どうやら何処かの顔が整っている人の話をしているらしい。