「ね、涼しいでしょ?」
「ちょっと髪の毛グシャグシャになっちゃうけどねぇ~。」
私を横目で見ながら風を感じる二人にうんうん。と相槌をうつ。
「こんな風、感じた事なんてないかも。」
そう言って二人を見れば、フフッと二人は嬉しそうに笑っていて。
なんだか、こっちまで温かい気持ちになった。
「屋上、気に入った?」
「うん。気に入った。」
実が
内緒よ?
そう言いながら口元に人差し指を持っていく。
「うん。分かってる。」
私もその仕草を真似しながら実を見る。
すると、香が頬を膨らませて私達を見ていた。
「どうしたのよ、香。」
「二人の世界に入っちゃってさ~(¬з¬)」
「ヤキモチかよ。」
「だってぇ~。」
二人の会話を聞いていて、限界がきた。
「ブッ!二人共、面白すぎ!」
アハハッと声を出して笑う私に実がフフッと笑みを溢す。

