「龍!…と、朋さん!」
「よっ。さっきぶりだな。」
「稚春やぁ!生稚春やぁ~。」
すると、やっぱり予想していた人物が私の視界に入ってきた。
「龍ー!久しぶり!元気だった?」
「おー。元気しとったで。稚春は?」
「この通り、元気だよ!」
久しぶりに逢ったから話が弾む。
いつもはウザい筈なのに、やっぱり、逢えないと寂しいものだ。
キャー!と興奮する龍と私を他所に、朋さんが
おい…。
と口を開く。
でも、そんな小さい朋さんの声は私達に聞こえる筈もなく。
キャーキャーと騒ぐ私と龍。
そこで、朋さんがまた呼び掛ける。
「おい。」
でも、今度は少しドスの効いた大きい声で。
それが聞こえた私達は話をピタリと止め、朋さんを見る。
「重い…。」
そして、朋さんが言った言葉はあまりにもいきなりすぎて分からなかった。
朋さんの言葉に、何が重たいんだ?と首を傾げる。
すると、いつもは当たる筈がないものが当たって上を見上げると、不機嫌そうに朋さんが私を見下ろしていた。

