赤い狼 参






でも、私の叫び声に反応する人なんてこの部屋に居る筈も無…


「俺、買ってこようか?」



居た。




居た、居たよ!やっぱり神だ!




私は本日、二度目と思われるすがるような目を優悪に向けた。




そう、私の必死な叫び声に反応してくれたのは、ついさっき私が神と拝めた優悪様だったのだ。




「ゆ、優悪~。」




泣きそうになりながらも優悪を見ると、優悪は


助けられなくて悪かったな。


と眉毛を下げた。




何故。何故そこで優悪が謝る。


謝るのは、この周りに居る奴等…いや、一番は優魔なんだけど…。



何で兄弟なのにこんなにも違うんだろう。



本当、優悪は神様…いや、仏様だ。




そう思ってうんうん。と一人で頷いていると優悪が


じゃぁ、行ってくる。


と言ってその場から動く。




でも八歩、足を進めてその場に立ち止まってしまった。








どうしたんだろう。



当然そんな疑問が、頭に浮かぶ。




でも、それはすぐに解決する事となった。