感情なんて…と、昔の私みたいに思ってるんだろうか。
そうだとしたら、悲しい…
優吾と慶吾は昔の私と同じなのかもしれない。
大丈夫だと表に出しているのに心の中では誰かにこの苦しみから、痛みから、助け出してほしいって思ってた。
私は、そんな時に《SINE》の皆に出逢ったんだ。
私の苦しみから、痛みから、助け出してくれた。
少なくとも、喜怒哀楽は表情に出せるようになったよ。
これは《SINE》の皆のお陰。
《SINE》の皆が、私を仲間だって言ってくれたから。
嬉しかった…。
嬉しかったよ。
だから、皆が居たから今の私が居ると思うんだ。
笑ったり、怒ったり、泣いたり、嬉しかったり…
優吾もさ、そんな仲間が居るから此所に居るんじゃないの?
慶吾はさ、何か求めているものが此所にあるから居るんじゃないの?
なのに、さっきも、この前も、本気で、本当に…
笑ってない…―――
ポロリ、雫が落ちる。
ポロリ、ポロリと。
止まる事は、ない。

