離せー!
と叫んでいると、朋さんはフッと鼻で笑ってそのまま私の首の後ろの裾を掴んだまま、私を引きずる。
…朋さん、私何か酷い事しましたか…。
はぁ。と一つ、大きなため息をつきながら私はそのまま《RABBIT》へと引きずられていった。
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「あ、弘さん!ちわッス。」
「おう。」
「あ!弘さん!ここ、どう弄るか分かんないですけど…」
「おう。後で教える。」
「弘さん!今日、俺テスト頑張ったんスよ!」
「へぇ、すげぇじゃん。お前、やるな。」
「弘さん!昨日の事なんスけど…―――」
………さっきから何なんだ。
頭がカラフルな色をした野郎共に囲まれながら目を点にさせる。
「…集まりすぎ…。」
ポツリ。誰に言うでもなく、思った事を素直に口に出す。
私の目線の先には、私と同じように野郎共に囲まれた…朋さん。
さっき朋さんに引きずられながら行き着いた先は、《RABBIT》と言われる倉庫みたいな馬鹿でかい建物だった。

