「なんか、もう俺死にたい。」
「あ、朋さん。あの建物の中に入ってぃぃですか?」
「お前、とことん俺のメンタルをズタボロにしてぇみたいだな。」
向こうに建っている《RABBIT》という建物を指さして朋さんの服の裾を引っ張ると、朋さんは何故かやつれた顔をしていた。
「朋さん、どうしたんですか?顔色っていうか、なんか悪い事あったんですか?」
「お前のせいだろうが。」
朋さんの顔を覗き込みながら首を傾げると、朋さんは睨みながら私に軽くチョップをしてきた。
「あ、痛っ!朋さん!今ので私、骨折れました!」
「馬鹿か。そんなんで折れたらもっと折ってやる。」
「え。意味分からないんですけど。って、えぇええぇ…。」
痛い、痛い!
と大して痛くもない癖に騒いでいると、朋さんは私の首の後ろの服の裾を掴んで私をズルズルと引きずりながら《RABBIT》へと歩く。
「ちょ、首締まりますって!」
「ん?今、空耳が…。」
「いや、それ私の声ですから!」
「…やっぱり気のせいか。」
「ちょっ、朋さぁーーーーーーん!」

