「そんな冷てぇ目で見るなよ。だって、この建物を作った時に仲間に
動物だったら何が好きだ?
って聞いたら兎だったんだからしょうがねぇだろ!」
「何でそこで動物の名前を付けようかと思ったのかが分かんないんだけど。」
は?と顔を歪めながら朋さんの顔に冷たい視線を向けると、朋さんは
だってなんか動物な名前を付けたらイカしてるかな。って思ったからさ~。
と目を細めて言う。
意味不明だ。全くもって理解できない。
初代総長がなにしてんだか。塚、本当に朋さんが初代総長なの?
朋さんの発言に呆れていると、ふと、浮かんで当たり前な疑問が生まれた。
あ。ってか…
「この前、《SINE》の皆に言われてビックリした事があったんだけど。」
ついこの間、《SINE》の皆に朋さんが《VENUS》の総長だった事を教えられた事を思い出す。
いや、あれはマジでビックリした。
ハハハーと言いながら朋さんを見ると、朋さんはこれでもかというぐらい口をポカーンと開けていた。
それを見て、私も少し動揺する。

