いつもこんなんなのかな。
だったら……大変そうだな。
怒っている連と、笑顔を絶やさない和宏さんを想像する。
私がこの二人の間に挟まれて暮らすんだったら嫌だな。
そう思いながら目の前に居る二人に視線を向けると
「大体、親父はいつもそうやって人の話を聞かねぇから…――」
「あぁ、そうか。連は俺の事を心配してくれてるんだな。」
まだこの一方通行なやり取りをやっていた。
馬鹿じゃないだろうか。
はぁ、とため息を一つつく。
そして、ふとリビングの机の上に置かれているご飯が目に入って、お腹が空いている事に気が付いた。
…二人分しか作ってないけど…
お腹空いたし。
それに…
「だから、親父は人の話を聞いてんのか!?」
「心配ない。聞いてるさ、ちゃんと。
連が俺の事をどれだけ愛しているかの話だろ?」
「ちげぇ!断じてちげぇ!つぅーか、やっぱり何も聞いてねぇ!」
この親子の言い争いはまだ終わらないみたいだ。

