和宏さんの背中を見ながら、小さく息を吐く。
…――と、その時
――バンッ!ダダダダダダ…――
地響きのような音が家に響いた。
「え、何!?」
驚いて和宏さんを見ると和宏さんは余裕な表情。
「あぁ、来てしまうね。」
「何が!?」
「え?分からない?」
「分かんないです!」
和宏さんは目をパチクリとして私を見つめる。
「絶対分かるって。一人しか居ないでしょ。れ――バンッ――「親父ぃ!」」
「ぎゃーーーー!」
和宏さんが何かを言いかけた時、丁度勢いよくリビングのドアが開いた。
でも、そこから現れた人物の顔はとても怖い。
「ほらね。来ただろ?」
そう言いながらフフッと笑う和宏さんに、何が面白いんだろう。と頭に疑問を浮かべる。
「やぁ、連。目が覚めたかい?」
「やぁ、じゃねぇ。何してんだ。」
「…?帰ってきたよ。」
此処で、一つ気が付いた事。
…和宏さん、もしかして天然?

