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「すいませんでした…。」
「気にしなくてぃぃよ。」
そう言ってニコリと笑う和宏さん。
人が良すぎる…。
あの後、暫く泣いた私。
その間も、ずっと背中を擦ってくれていて…
和宏さんがお父さんだったら良かったのにな、なんて思ってしまった。
って、あ……
「ご飯、冷めちゃいましたね。」
机の上に置いてあるおかずやご飯を見てみると、見事に冷めている。
今が、冬だからか冷めるのが早い。
「新しいご飯、持ってきますね。」
「いや、ぃぃよ。温めて食べるから。」
私が立ち上がると同時に、和宏さんも立ち上がって私の腕を引っ張る。
「でも「ぃぃから。…ね?」」
ニコッと笑う和宏さん。
その笑顔には逆らえない。
「はい…。」
「よし、ぃぃ子。」
仕方なく椅子に座ると、和宏さんは私の頭をポン、と一回、手を軽く置いてからキッチンへと向かう。
何だか……
心の中の塊が少しは取れた気がする。

