赤い狼 参






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「すいませんでした…。」



「気にしなくてぃぃよ。」




そう言ってニコリと笑う和宏さん。



人が良すぎる…。




あの後、暫く泣いた私。



その間も、ずっと背中を擦ってくれていて…




和宏さんがお父さんだったら良かったのにな、なんて思ってしまった。




って、あ……



「ご飯、冷めちゃいましたね。」



机の上に置いてあるおかずやご飯を見てみると、見事に冷めている。



今が、冬だからか冷めるのが早い。




「新しいご飯、持ってきますね。」



「いや、ぃぃよ。温めて食べるから。」




私が立ち上がると同時に、和宏さんも立ち上がって私の腕を引っ張る。




「でも「ぃぃから。…ね?」」




ニコッと笑う和宏さん。



その笑顔には逆らえない。




「はい…。」



「よし、ぃぃ子。」




仕方なく椅子に座ると、和宏さんは私の頭をポン、と一回、手を軽く置いてからキッチンへと向かう。




何だか……





心の中の塊が少しは取れた気がする。