赤い狼 参






「え!?夫婦!?」



「うん、そう。俺等が夫婦だったらずっと上手くいきそうだなって。」




相変わらず食べるスピードは止めないでそう呟く連のお父さんに開いた口が塞がらない。




「連のお父さんには私は似合いません!」



慌てたせいで、声が大きくなる。



でも、そんな私を見て連のお父さんはニヤリと笑った。




「え。じゃぁ俺がそんな事ないって言ったら結婚してくれんの?」



「へぁ!?けけけけけ、結婚!?」




またの連のお父さんの爆弾発言に驚きを隠せない。



結婚だなんて。


考えられない。


塚、私にはもう結婚する相手が居る。



そんな人と結婚するなら、いっその事、連のお父さんと結婚できた方がぃぃ。



連のお父さんなら幸せにしてくれそうだ。



そんな考えがふと、過る。




でも、そんなの不可能で。





…と、考えていると



「稚春ちゃん?」



連のお父さんの手が私の頬をスルリと撫でる。




「ひゃっ!」




ビックリして連のお父さんの方を見ると。




「何か考え事?」




心配そうに顔を覗いてきた。