「こんなおじさんに胸キュンしてくれたのか?」
連のお父さんは意地悪に、でも少し嬉しそうに笑いながら私を見る。
「全然おじさんじゃないですよ。カッコぃぃです。」
そう言って連のお父さんに笑い掛けると連のお父さんの顔が少し赤くなった気がした。
「え?」
どうしたんだろう、と首を傾げると
「…稚春ちゃんって、男にとっては毒だね。」
連のお父さんは口元に手を持っていきながらそう、呟いた。
「へ?」
毒?
「何でもない。こっちの話。」
ん?とハテナマークを頭に浮かべていると連のお父さんは
稚春ちゃんは分からなくてぃぃや。
と言ってまたご飯を食べ出した。
…本当に分からない人だ。
そう思いながら美味しそうに食べる連のお父さんを見つめる。
「美味しいですか?」
ふと、聞きたくなった。
「ん~まっ!」
それに答えるように満面の笑みで答えてくれる連のお父さんを見て、フフッと笑いが溢れる。
本当に子供みたい。
と、連のお父さんを見つめていると
「なんか俺等、夫婦みたい。」
連のお父さんは爆弾発言を口にし、フフッと笑った。

