「えっ、連のお父さん!?」
「そうだよ。似てないだろ。」
いやいやいや。ソックリですよ。
塚、ソックリなのに気付かなかった私って…
脱力感が一気に体を襲う。
…じゃぁ、私は連のお父さんに胸キュンしてたって事!?
「ううっ、」
なんか、悲しくなってきた。
恥ずかしさと、騙されたという感情が入り雑じって分からなくなってきた気持ちを隠すように
両手で顔を覆っていると男の人が私の頭をよしよし、と優しく撫でてきた。
「すまないね。まさか、言ってなかったとは。」
なんだか、心が安らぐ。
「いやっ、少し…恥ずかしかっただけです。」
「恥ずかしい?何でだい?」
顔を覆っていた両手を外して男の人を見上げると、その整った顔を私の顔に近付けてくる。
連と同じ場所にある目の下にあるホクロが大人な連のお父さんの顔をより色っぽく、大人に見せる。
サラサラな髪の毛が私の頬をフッと掠めた。
「いや、連のお父さんなのに胸キュンしちゃった事が恥ずかしい…。」
連のお父さんの顔が近すぎて顔がカアアッと赤くなるのが分かる。

