赤い狼 参






「何だよ。分かりずれぇ女だな。」



「はぁ!?あんたに言われたくないし!」



「あ!?俺はいつでも分かりやすいだろうが。」



「………はは。病院行ってくる?」



「死にてぇのか。」



「全力で遠慮させて頂きます。」



隼人は相変わらず眉間に皺を寄せている。


一生そのままの顔で居ろ!



隼人の顔にそう毒を吐いてやった。




…塚、



「私、隼人の考えてる事分かんない。」



「さっきも言ったろ。俺は分かりやすい男だ。」





…………はぁ~。



「もうぃぃよ。」




大きくため息をついて隼人から顔を背ける。



何か、呆れる。


真面目に話そうとしない隼人を責める処か呆れてしまった私は、ソファーの背もたれに体重を掛ける。



すると、その様子を見ていた隼人が



「んだよ。言いたい事あんなら言えよ。」



イラッとした声色で私を責めた。