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「んんっ、ふっ…」
時折聞こえる甘い声が俺の理性を無くさせる。
たまに俺の名前を呼んでくれる声に欲情して。
止まりそうにねぇ。
「…はぁっ、はや…っ。」
必死にキスだけで済ませようとしてんのに名前を呼ぶなんて反則だ。
でも、もっとその声で呼んでほしい、だなんて。
矛盾しているにも程がある。
「あぁ…ん、ひゃ…っ。」
赤く色付いた唇をペロリと舐めると身をよじる稚春。
でも、その手はしっかりと俺の服を掴んでいて。
稚春が可愛くてしょうがねぇ。
これ以上すると止まらなくなりそうだからこれで最後、と稚春の柔らかい唇に軽く口付けをした。
――チュッ――
軽くリップ音が鳴る。
そして体を離そうと一旦、立ち上がると…
…っ!?
グンッと何かに引っ張られた。
何だ?と不思議に思って違和感があった服の裾を見ると
「あ゙?」
稚春が俺の服の裾を掴んでいた。
いきなりの稚春の行動に頭に疑問がいっぱいの俺は稚春を見つめる。

