赤い狼 参






「なぁ、連。あれって本気なのか?」



銀が目を細くさせる。



「何が?」



「稚春ちゃんへの告白。」



当たり前だろ。と言うように告げられた言葉に連はあぁ、その事か。と呟いた。




「本気だ。つぅーか、俺が稚春以外好きになる訳ねぇだろ。」



連はジッと見つめてくる銀の目を真っ直ぐと見つめる。



「それもそうだな。」



そんな様子の連を見て銀はフッと小さく笑った。



「何笑ってんだ?」



「いや、連の親父さん、ビックリするんじゃねぇかな。と思って。」



「あぁ……いや、ビックリする前に喜ぶんじゃねぇ?」




連が顎に手を添えながら呟く。



「あぁ。確か俺等が連の親父さんに初めて逢った時、メチャクチャ泣かれたもんな。」



「そうそう!しかも、かなりの強い力で抱き締められた~!」



「あれは痛かったよな。」




連の呟きに三人が頭の隅にある記憶を楽しそうに話す。




実は、父親と二人で暮らしている家に、連が初めて連れてきたのがここに居る三人と、隼人だったのだ。