赤い狼 参






「はぁ…、そう急かすなって。…銀達は、稚春が泊まる時って何を着てるのか知ってる?」




棗が銀達にチラリ、視線を送る。



「いや…知らねぇな。…もしかして、裸とかか?」



「つぅーか俺、そんなに稚春に興味ないも~ん。」




棗の質問に対して、二人は適当に返す。



そんな様子の二人を見て棗は、


はぁ。


と小さくため息をついた。




んな事言って、銀は稚春がそんな事しねぇって思ってるし、奏は本当は稚春の事、結構気に入ってるじゃねぇか。



素直じゃねぇ奴。




今度は短く


ふうっ。


と息をついて顔を天井に向ける。




「稚春、いっつも俺のスウェットで寝てんだよな。」



棗はハッキリと聞こえるように声に出すと、耳の穴に指を突っ込んだ。



そして、案の定。




「…はぁ!?どういう事だ、棗!その服はブカブカで、下を履いてねぇパターンなのか!?」



「わぁ~。や~らし~。」




棗の話を聞いた銀が興奮して棗の肩をガシリと掴み、グラグラと揺らす。