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「相当怒ってたよねぇ~。」
「だな。」
「まぁ…ぃぃんじゃねぇ?そもそも、鈍い稚春が悪いんだよ。」
稚春の腕を引っ張りながら廊下を歩いている隼人を見ながら三人が面白そうに話す。
その三人とは勿論、隼人の部屋に居る奏、銀、棗で。
「あーぁ、本当にあのままヤってたら良かった。」
棗がさっきまで隼人が座っていたソファーに座り、背もたれに寄り掛かりながらため息をつく。
「そんなに好きなのか?稚春の事。」
そんな棗を見て、銀は目を丸くさせた。
「いや…好きなのは、好きだけどさ。あのシチュエーションで俺、よく我慢したな、と思って。」
「あのシチュエーションって、どんなシチュエーションだったの~?」
棗が少し眉を垂らしながら呟くと、奏が興味深々に聞いてきた。
「本っ当に、稚春は小悪魔だよ。つぅーか、悪魔?」
ハハッ。そうかも。
と一人でブツブツと呟いている棗を見て、銀が
早く教えろ。
と急かす。

