赤い狼 参






「えぇええ、隼人!?ちょ、どうしたの!?」



「少し黙ってろ。」



「はぁ!?何であんたの言う事を聞かなきゃいけないの!?


ぃぃから離し「…黙ってろって。」…んっ、」




ギャーギャー騒いでる稚春の後頭部を右手で掴んで、そのまま口を塞いだ。




「…んっ。はや…っ、」




俺の胸を必死で押してくる稚春の両手を掴んで、頭の上に上げて掴む。



…そんな弱ぇ力じゃ俺を押し退ける事は出来ねぇよ?



必死に息をしようとする稚春を目を薄く開いて見る。



「はぁっ、んっ。くる…し、」



少しだけ隙間を開けてやると、勢いよく稚春が息を吸う音が聞こえる。


それさえも愛しくて。



「稚春、可愛ぃ。」



「だから、そういう事言わないでって言って…んんっ。」




稚春の口をまた、塞いだ。




ヤベェ、これ以上いったら止まりそうにねぇ。



頭に警報が鳴り響く。



駄目だ。このままだと稚春を泣かせてしまう。



そう思っているのに体は止まってくれない。



「ぁ…、はや…とぉ。」



稚春のいつもとは違う声と甘い吐息が俺を刺激する。



「稚春…っ、」



一旦顔を離した後、俺はまた、稚春の唇に自分の唇を重ねた。