「お前って奴は…!もう限界だ、腹立った。こい。」



「え!?ちょ、隼人!?」



「うるせぇ、黙れ。俺に付いてこい。」




"どうしたの。"


そう問い掛けようとしたら隼人の睨みで出来なかった。




…うん、黙って隼人に付いていきます。



隼人が私の腕を掴んでいるのを見ながら大人しく隼人の後ろを付いていく。




そして耳をすましてみると



「稚春、頑張って。もし、命の危険を感じたら呼んでね。」



「稚春ちゃん、死ぬかもな!」



「まぁ、何とかなるよ~!」



私達のその様子を見ている男三人から友達愛を感じられない台詞がバンバン飛び出してきていた。



今日は藁人形作らなくちゃ。




私は隼人に引きずられながらそう、心で秘かに決心したのだった。