……って、思ってたのに。
「え?俺の無いとか言った日には…………分かってるよね?」
メチャクチャ黒笑いで言われた。
いや、なんていうかもう…
可愛さなんて無かった。
ただの悪魔だったよ、あれは。
勿論、私は奏の
「お菓子、作ってくれるよね?」
の質問に二つ返事で返しましたよ。
だって、死ぬかと思ったもん。
なんだあれ。
私、今まで騙されてたよ。完全に。
あぁああぁあぁあ!
と頭を抱えていると
「おい、棗。ヤるなら違う女としろ。稚春は俺のもんだ。ヤらせねぇ。」
今まで黙っていた隼人が口を開いた。
…塚、私がいつ隼人のものになったのかが疑問なんですけど……
いや、一応、隼人の彼女ですけどね…?
それって、隼人の罠に引っ掛かっちゃったからであってですよ…?
私の意見なんて、皆さんガン無視でしたからね。
あれ。付き合うってこういうものだったっけ?って錯覚おかしそうだったよ、私は。
ブツブツと心の中で愚痴を言う。
いや、実際に口に出したら私、明日生きれなくなるからさ。
多分、八つ裂きにされちゃうだろうからさ。
こうやって心の中で文句をぶち撒くんですよ。はい。

