赤い狼 参






え?え?


と頭に?マークをいっぱい浮かべながら辺りをキョロキョロと見渡していると…




「…稚春ちゃん、絶対話の内容分かってねぇだろ。」




銀が呆れた顔で私を見てきた。



…これは誤魔化した方がぃぃ感じ?それとも肯定した方がぃぃ?



…どっち?




「……うぅん。そんな事ないけど…。」




誤魔化す方を選択した。




「…嘘つけ。今、不自然な間があったぞ。


俺にそんな分かりやすい嘘が通用すると思ってんのか。」




少し苛々した様子で言われた。



そうですよね。


銀様には通用する訳ないですよね。すいません。




「えっと…じゃぁ、何の話してたの?」



「稚春って、恐ろしく鈍感だよね。本当、超鈍感。」




オズオズと銀に聞いたら棗が


はぁーーー。


と長く深いため息をついた。




「ど、鈍感?」



「だって昨日もヤバかったし。あー…今思ったけど、あん時ヤっとけば良かったかなぁ…。」




そう言いながらニヤッと笑う棗。




「へぁ!?だ、駄目だよ!」



「嘘だよ。」




棗の予想外の言葉に慌てて否定すれば、棗はクスクスと笑いながら私を見る。