赤い狼 参












「稚春の事、大好きって感じ。」











…ん?おいおい、何だって?




私の聞き間違いだろうか。



さっきよりも大きい爆弾が投下されて、すぐに爆発した音聞こえたんだけど。




目を見開いて棗を見る。



冗談かと思っていたけど、真剣な表情をしていたから


え、まさか。


冷や汗が垂れ、思わず挙動不審な動きをとる。




いや、まさかね。



冗談でしょ。棗、冗談言って私を困らせたいんだ。そうだ、冗だ「言っておくけど稚春。冗談じゃねぇから。」




マジすか。



って、あ。


そうだった。全くもって忘れてた。



棗、エスパーだったんだ。





あぁ、そうか。と一人で納得していると




「棗、嘘じゃねぇんだな。」




隼人が棗に確認するかのようにもう一度聞く。




「本気だよ。」




そんな隼人を見て棗は少し笑った。




「ハハッ、じゃぁ俺等はライバルってか?」



「そうなるね。」




少し困ったように笑っている隼人に、にこやかに笑っている棗。



…話の内容が分からない。



私、馬鹿だからさ…。



隼人と棗の話、途中で分からなくなったんだけど。