「ゔぇええぇ…ングッ!」
叫んでいたら隼人に口を塞がれた。
何するんだ!
と睨むと
「へぇ…キスした方が良かった?」
なんともまぁ、色っぽい声で耳元で囁いて下さった。
迷惑だ。
そう思っているのに体はビクリ、反応してしまう。
隼人は私の反応を見てクスリと笑って
「稚春って耳、弱ぇよな。何、もっとしてやろうか?」
耳をペロリと舐めた。
あまりの予想外の出来事に私の体と思考回路は完全に硬直した。
な、に
今の。
舐められた右耳を手で包み込む。
ペロッて!ペペペペ、ペロッって!
硬直はとけたけど、今度は頭の中がパニックで危機的状況。
えぇええぇえぇえ!?
とその言葉だけが頭の中に流れる。
…と、パニックになっていると。
私をもっとパニックにさせる言葉が、まさかのありえない人の口から飛び出てきた。

