赤い狼 参












「ゔぇええぇ…ングッ!」






叫んでいたら隼人に口を塞がれた。



何するんだ!


と睨むと






「へぇ…キスした方が良かった?」






なんともまぁ、色っぽい声で耳元で囁いて下さった。



迷惑だ。




そう思っているのに体はビクリ、反応してしまう。




隼人は私の反応を見てクスリと笑って





「稚春って耳、弱ぇよな。何、もっとしてやろうか?」





耳をペロリと舐めた。




あまりの予想外の出来事に私の体と思考回路は完全に硬直した。




な、に





今の。




舐められた右耳を手で包み込む。




ペロッて!ペペペペ、ペロッって!




硬直はとけたけど、今度は頭の中がパニックで危機的状況。




えぇええぇえぇえ!?




とその言葉だけが頭の中に流れる。





…と、パニックになっていると。




私をもっとパニックにさせる言葉が、まさかのありえない人の口から飛び出てきた。