はぁ。と小さくため息をつく。
自分のKYさに軽く引いた。
あぁ、集中しよう。
思考回路を切り換え、棗の話に耳を傾ける。
「稚春に謝らないとな、って思って。あと、隼人にも…」
棗は申し訳なさそうに私と隼人を見た。
…私は分かる。
だけど、何故隼人にも謝る必要が?
塚むしろ、隼人が棗に謝るべきじゃないのだろうか。
隼人が棗をボコボコにしちゃったんだから。
何故、棗が謝る。疑問だ。
ん?と首を傾げる。
全くもって棗の考えてる事が分からないんですけど!
思わず、体に力が入る。
「あぁ、そうか。謝りにきたのか。つぅーか稚春。何、力んでんだ。」
棗の意味不明な発言に隼人が納得したと同時に、私を抱く隼人の力が少し強くなった。
多分、心配して隼人は私を抱く力を少し強くしたんだろうな。
でもまぁ、無意識だろうけど。
隼人の肌の温もりが私を安心させる。
…あれ、おかしいな。
さっきまで落ち着かなかったのに。逆に心臓バクバクいってたのに。

