赤い狼 参






なんとかこれで私達三人の健康は大丈夫そうだ。



うんうん。と一人で頷く。




…と、





「稚春、俺を考えろ。」



「は!?って、ちょっ、近い!非常に近い、近い!」






危険人物が迫ってきた。




何故か隼人の体が私の体とピタリ、くっついている。



しかも、抱き締められている。



えぇ、何故。



後ろから抱きつかれるのは別にぃぃ。




でも…



さすがに前は恥ずかしい。



っていうか、緊張してしまう。




「稚春。」




隼人の低い、掠れた声が耳を掠める。




ゾクゾク。




今日、一度味わった事のある甘い刺激が体を伝う。




「何…?」



「俺の事だけ、考えろ。」




ねぇ、あんたどうしちゃったの。




馬鹿じゃないの。




今日はどうやら、隼人はおかしい日らしい。




塚…








「ぃぃ加減、離れて!近いぃいいぃい!!」





「ヤダ。」





「駄々っ子出たぁーー!塚…ギャーーー!隼人、あんた何処触ってんの!」





「稚春、ぃぃ匂いする。」





「ギャーーーー!誰かこ奴を止めてぇええぇえーー!」