赤い狼 参






これは完全にやられた。




全身が火照ってきてしまったじゃないか。



両頬を包み込むようにして手を添える。



ヤバい、どうしよう。



この危機的状況から脱け出さなければ!



必死に脱出方法を頭の中で考える。



でも世の中、そんな都合がぃぃタイミングでぃぃ案が浮かんでくる訳無い。




結局、何も思い付かなかった。



この役立たずの馬鹿脳みそ。


これだから駄目なんだ、本当にもう。




考えても何も思い浮かばなかった私は、脱出を仕方なく諦める事にした。



まぁ、何とかなるさ☆



完全に私は諦めた。

というか、流れに任せる事にした。




「稚春ってよ、馬鹿だよな。」



「はぁっ!?」




おいおい隼人さん、それは聞き捨てならないよ。



しかも、断言しないでくれる?

私が馬鹿とか、まだ決まってないから!




怒りに怒った私は、クルッと隼人の方に顔を向ける。




そして、それがまたまたいけなかった。




「やっとこっち向いたな。」




嬉しそうに笑う隼人。


うん。そっちは嬉しいかもしれないけど、私は全然嬉しくないよ。


むしろ、怒ってるよ。怒り狂ってるよ。