これは完全にやられた。
全身が火照ってきてしまったじゃないか。
両頬を包み込むようにして手を添える。
ヤバい、どうしよう。
この危機的状況から脱け出さなければ!
必死に脱出方法を頭の中で考える。
でも世の中、そんな都合がぃぃタイミングでぃぃ案が浮かんでくる訳無い。
結局、何も思い付かなかった。
この役立たずの馬鹿脳みそ。
これだから駄目なんだ、本当にもう。
考えても何も思い浮かばなかった私は、脱出を仕方なく諦める事にした。
まぁ、何とかなるさ☆
完全に私は諦めた。
というか、流れに任せる事にした。
「稚春ってよ、馬鹿だよな。」
「はぁっ!?」
おいおい隼人さん、それは聞き捨てならないよ。
しかも、断言しないでくれる?
私が馬鹿とか、まだ決まってないから!
怒りに怒った私は、クルッと隼人の方に顔を向ける。
そして、それがまたまたいけなかった。
「やっとこっち向いたな。」
嬉しそうに笑う隼人。
うん。そっちは嬉しいかもしれないけど、私は全然嬉しくないよ。
むしろ、怒ってるよ。怒り狂ってるよ。

