隼人が止めようとしても離してくれるまで暴れようとしていたけど、男の力には勝てなくて。
「よし、ぃぃ子だ。」
あっさりと静かにさせられてしまった。
というか、静かにせざるを得なかった。
なんてったって、耳元で喋るもんだから。
変に意識してしまったじゃない。
お陰で、今は顔が真っ赤だろうな。
そろりと私にまとわりついている"奴"を見る。
"奴"は、それはそれは誇らしげに笑っていらっしゃった。
この野郎。赤髪男の分際で。
っていうか、どうにかならないものなのか。
この体勢。
恥ずかしいんだけど。
カアァ///と体が熱くなる。
ヤバい、危険。
これはヤバい。
再び、アワアワと慌てる。
何がヤバいかというと…
絡まった足。
私の体に回っている腕。
前に組まれた手。
後ろから抱きつかれて密着している体。
隼人が呼吸をする度に聞こえる吐息に、やけに近い顔。
全てがヤバい。
そして、極めつけには
私が隼人の上に座っている状態で。
私の頭はパンク寸前。

