これでもかというぐらい首を傾けていると銀が
「まぁ、今日は許してやるよ。」
少し笑って部屋を出ていった。
…あいつ、一体何をしに来たんだ。
…謎だ。
っていうか銀、あんな事言ってたけど顔が嬉しそうだったなぁ。
やっぱり憎まれ口をたたいてても、隼人からのありがとうは嬉しかったんだろうな。
ふふっ。と少し抑え気味に笑う。
まぁ、仲間だもんね。
そりゃぁ嬉しいか。
二人の事を考えていると少し、銀達が羨ましく思えた。
私にはそんな感情を抱ける"仲間"なんて居ないから。
いつでも、私は一人だから。
私の気持ちを全部分かってくれるのは、祐お兄ちゃんだけ。
今までちゃんと私を見てくれる人なんて居なかったから。
そんな仲間なんて
知らない。
【あなた、孤独ね。】
聞きたくない声が聞こえる。
知ってる。私が一人な事くらい。
だから、言わないで。
【祐だって直ぐに嫌気がさすわよ。】
分かってる。
こんな何も得るものもない私を直ぐに見捨てる事くらい。
「私は、孤独だ…。」

